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遺産とは何か?
遺産学や遺産に関わる文化人類学研究の近年までの動きをまとめながら、ラオスという特定のフィールドに立ち返り、既存の遺産 なるもののあり方を再検証する。
世界的に遺産に関わる概念が問い直されている現在、遺産人類学の立場から多様な議論を試みる。
「形のあるもの、形のないものとはいかなるもの」か、という「シンプルな問いに端を発しつつ、その問いに関する議論を展開する」との気鋭の著者の研究課題を、ラオスをフィールドにした世界遺産、無形文化遺産を通して探究する待望の書。
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