日本の台所とキッチン 一〇〇年物語

日本の台所とキッチン 一〇〇年物語

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出版社
平凡社
著者名
阿古真理
価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2024年6月
判型
四六判
ISBN
9784582544794

人の命と暮らしを守るキッチンが、
庶民にはいまだに狭くて使いづらいモノばかり提案されるのはなぜか。
私は日本のキッチンが歩んだ道と現状を探り、
提言を行うプロジェクト「令和の台所改善運動」を始めることにした。

目次
はじめに  庶民は、まともなキッチンを使えない?

第一章
みんなの「理想のキッチン」探し
1 キッチンが変われば料理も変わる?
2 みんなの「理想のキッチン」は?
3 どんなキッチンが人気?
4 対面キッチンに歴史あり
5 コンパクトキッチンの魅力
6 リノベーションで理想のキッチンを手に入れる
7 キッチンのシェアという方法
対談|建築家から見た日本のキッチン事情 駒田由香さん(建築家)

第二章
主婦たちの夢、台所の近代化
1 一〇〇年前の台所改善運動
2 農家の台所改善運動
3 民主主義時代の台所とは?

第三章
ダイニング・キッチン、誕生する
1 公団住宅がめざしたもの
2 浜口ミホとドイツのキッチン
3 女性を「城」に閉じ込めた? 昭和後期以降のキッチン

第四章
システムキッチンの時代
1 キッチンはどこまで進化するのか
2 コンロに食洗機、ビルトイン機器の進化
3 建築家たちの理想と懐疑
対談|不動産屋から見た日本のキッチン事情 齊藤志野歩さん(まち暮らし不動産主宰)

第五章
居住権がない国で
1 住宅政策の始まり 江戸時代〓一九五〇年
2 郊外、持ち家の時代 一九五〇〓一九九〇年
3 平成・令和の貧しくなる住まいとキッチン
対談|歴史学者から見たキッチンの昔と今 藤原辰史さん(歴史学者)

おわりに 令和の台所改善運動は続く

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