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大ヒット中『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者 三宅香帆さん推薦
令和を生きる人たちに届けたい、これは新時代の国語の教科書だ!!
よくわからない表現にぶつかると、その後の展開が入ってこない」
「登場人物の心理・行動に『なんでそうなるの?』と感じて、ついていけない」
「文章やセリフに隠された深い意味がわからないのは、教養が足りないせい?」
小説を読んでいて、そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
とくに名作といわれる文学作品は、国語の授業や試験で「このときの〇〇(登場人物)の気持ちを答えなさい」などの問題を出されることが多く、自分自身がどう感じるかではなく“正解”を探るもの、というイメージを抱いて苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、文字通り「スマホ(でもタブレットでも)片手に」検索などを駆使しながら本を読むスタイル。
「これってどういう意味?」→検索→「ああそういうことなのか」と、その場で疑問を解決したりヒントを得ることで、よくわからないまま読み進めてモヤモヤするのを防ぎます。
「読書とは本と1対1で向かい合うもの!」という考え方もありますが、作品の世界にうまく入り込めるようになるまでには練習も必要。
本書では、誰でも手軽にアクセスできる短編作品3作を丸ごと掲載し、情景描写の用語から謎展開の解釈まで細かいポイントで立ち止まっては検索し、必要に応じて文学理論などもわかりやすく解説しながらじっくり読み進めていきます。
本を読み慣れていない学生さんの入り口として、または「忙しくて本が読めなくなってしまった……」という社会人、「読書が好きだけど“解釈”や“考察”がうまくできない」という人にもヒントにしてもらえる1冊です。
【目 次】
はじめに
1章芥川龍之介「ピアノ」
原文/登場する用語の検索/情景描写/心情描写による演出/擬人法など表現技法/リアリズムとオカルティズムの統合 など
2章梶井基次郎「桜の樹の下には」
原文/「謎」の提示/一見無茶に思える宣言と理由付け/「対照」という視点/「惨劇」の非在を象徴する例示や比喩/媒介者の必要性 など
3章宮沢賢治「やまなし」
原文/「対比」をあぶりだす/「コード」という概念/教育的意図を読み取る/子どもの成長と世界認識の深化/物語世界の共有/作者の意図から自由な解釈 など
おわ
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