役者絵の図像学

役者絵の図像学

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
文学通信
著者名
岩田秀行 , 小池章太郎
価格
5,500円(本体5,000円+税)
発行年月
2024年6月
判型
A5
ISBN
9784867660508

誰を見ても同じ顔に見えるのはなぜだろう?

役者絵を鑑賞・研究するための入門・基礎・実践!

役者をどう見分ければいいのか。役者絵から何がわかるのか。役者絵という図像をトータルに理解できる書。



全体を三章に分けて構成。「Ⅰ 対談」は役者絵入門編。たんなる説明ではなく、問題となる事柄を取り上げつつ理解が深まるよう試みた。「Ⅱ 役者絵を読む」では、役者絵の基礎編として、似顔のもつ価値と意義を考える。「Ⅲ「八犬伝犬の草紙」を読む」では、実践編として、見立揃物「八犬伝犬の草紙」五十枚について、一枚一枚それぞれから何が読み取れるのか、解読を行う。最後に「役者絵この三十年」によって、文献を辿りつつ、この三十年の役者絵認識の変化を述べる。専門的に役者絵を学びたい人のための参考文献にもなっている。役者絵の世界に踏み込み、面白さを味わうために。フルカラー。



【まず、役者絵を見る場合にいちばん重要になってくるのが似顔という問題です。この似顔を認識するということが実に難しくて、最初はみんな同じ顔に見えてしまうわけです。それはわたしなどが、例えばアイドルグループとかのメンバーの顔が見分けられないのと、まったく同じような状態だと思うんです。】……「Ⅰ 対談」より

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top