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現役医師による人生の棚卸小説
著者本川哲氏は70歳にして医療の第一線に
立つ整形外科医である。本人が行う人工関
節置換手術は既に3500件を超えた。
物語は主人公「神農治彦」の医療と人生が
絡み合う中で進んでいく。神農は古希を迎
えたが、それは通過点に過ぎなかった。
<著者のことば>
人生を客観してみたら小説になりました
60歳からのこの10年間は密度の高い日々でした。
そして実にたくさんの方々にご指導を受けてきま
した。感謝しかありません。諸兄へのこれまでの
御恩を忘れないように書き留めて置こうと思った
ことが執筆の動機です。
私の人生の折々にはいつも分かれ道があり、その
たびに、たぶんベターだろうと思う道を歩いてき
ました。でもそれは人の一生は皆そうであり、誰
もが節目ごとの選択を繰り返しながら生きていく
のだろうと思います。そのようなことを考えたと
き、これまでの歩みを回顧録ではなく、なるべく
普遍性を持つ読み物にしたかったのです。そのた
めには、やはり小説というスタイルが相応しいと
思いました。
二股も三股もある分かれ道が眼前に現れた時、私
たちはしばし立ち止まって瞑想し、どの方向へ進
むかの決断を下さなければなりません。そして私
もしくは主人公「神農治彦」が辿ってきた道程を
カルテ(診療簿)のように記したことからタイト
ルを瞑想カルテとしました。
私は古希を迎えましたが、今も現役の整形外科
医です。多くの患者さまが私の行う人工関節置換
手術を受けられ、そして待っておられます。本当
に有難いことです。患者さまの期待に応え、関節
の不具合や痛みのない生活を送って頂くことが私
の生きがいであり、医師としての喜びです。
この本は私の人生上のマイルストーン(道標)に
なりました。手に取ると、どこからか意欲が湧い
て来ます。たぶんそれは次の未来のマイルストー
ンへ向けて、瞑想カルテの神農治彦がもう歩き始
めているからだと思います。
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