詩人にしてバンド「うるせぇよ。」のヴォーカルとしても活動する橘上のパフォーマンス「NO TEXT」。
身一つで舞台に立ち、言葉を即興かつ高速に発し続けるその試みは、「朗読」や「(即興)演劇」といった既存の枠を超える試みとして注目を集めてきた。
本書は、そんな「NO TEXT」3公演を引き受け制作される、4つの書物から成る。
ユニット「TOLTA」のメンバーにして多数の展示・上演にも関わる詩人・山田亮太が「上演/記録」をテーマに組み上げる新詩集『XT Note』。
演劇ユニット「モメラス」の主宰・劇作・演出であり、俳優としても活躍する松村翔子が、実際の事件をモチーフに母と子、障害と虐待を描く渾身の戯曲『渇求』。
橘自ら「NO TEXT」の言葉の氾濫に向き合う新詩集『SUPREME has come』。
さらに「NO TEXT」3公演をテキスト化、記録映像や橘のエッセイも収録する『NO TEXT Dub』。
「戯曲から上演へ」ではなく「上演から戯曲へ」。
自由と従属のリミックスをめぐる4つのプロセスが、次なる上演に向けてここに隣接される。
☆日本タイポグラフィ年鑑2024入選
☆第67回岸田國士戯曲賞最終候補(松村翔子『渇求』)
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