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アフリカ文学・児童文学独立研究者、仏日翻訳者 村田はるせ、初の詩集!
《きっと薄墨色の 濃淡がことなるやわらかな紙を用意して
ゆったりとした波形に切りとったのだろう
それを少しずつずらして重ねたのだろう
咲きかけのばらの花びらが ちょうどそうであるように》
(「空の仕業」より)
村田はるせさんの詩は、強い言葉や表現はなく、かといって、それではその言葉の連なりを「柔らかい」とか「優しい」とか、そういうふうに形容するのもためらわれます。
シンプルな言葉遣いの中に、自己を見失わない確かな意志と、まっすぐな視線を感じます。
《自信にみちた声が理路整然と迫ってきて
わたしのほうが悪いような気がしても
透明の盾を構えてむかっていく稽古》
(「稽古」より)
詩集『気配』をお読みくださるみなさんの心に、なにがしかの糧が、足跡を残すと願います。
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