恩送り

恩送り

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出版社
径書房
著者名
佐藤芳直
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2024年6月
判型
四六判
ISBN
9784770502407

恩送(おんく)り。それは、「今」を良くして「未来」に手渡すこと。

「今」とは、私たちが生きるこの社会であり、この国のことです。

この今をつくったのは、私たちではありません。

 

考えたことがありますか?

この「今」が、どれだけの人たちの想いや意志や愛の果てに

在るのかということを──。

 

今を生きる若者に問いたい。

「何かご不満ですか?」

と。

 

本書は、私たちのこの「今」がどのように受け継がれてきたのかを詳らかにしながら、

どんな時代でも変わらない「人間らしい生き方」とは何かを説き明かすものです。

 

*   *   *

 

毎年満開の桜を観て思うのです。

私は今、幾多の先達、祖先の「愛」を観ているのだと。

いつか満開の美しい姿を未来の子孫に観せるのだよ──

そんな思いで桜の苗木を植えてくれた結果として、

私たちは世界でも稀な花見文化を楽しむことができています。

その未来の子孫のためにとの愛の結晶こそが、桜の花々なのです。

日本人がこれほどまでに桜を愛で、何とも言えない懐かしさに浸るのは、

先祖の私たちへの恩送りを感じるからではないでしょうか。

次世代を生きる人々のために桜の苗木を植え続ける。

その思いを私たちも受け継いでいるのです。

(本文より)

 

 

▼主な内容(目次より)



● “JAL機奇跡の脱出劇”をもたらした、

日本人ならではの特性



● 他者の心に気を配る日本人の気質は、

なぜ生まれたのか?



● 「みんな仲良く、争わず」

縄文から現代に至る私たち日本人の素養



● 祖先のお陰で今がある。

そう思える社会だからこそ「恩送り」の思想が受け継がれた



● 「情」の発動とは、「誰かが悲しいと私も悲しい」

と思うその共感性にある



● AIの時代にこそ日本人的感性が必要とされる。

それが愛という名の「情」である



● ただ生きるのではなく、善く生きること。

それが人間らしい生き方



● 人間はどんな状況で

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