家庭の法と裁判 50号(JUN 2024)

記念特集:家庭と子どもの現状と未来

家庭の法と裁判

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出版社
日本加除出版
著者名
家庭の法と裁判研究会
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2024年6月
判型
B5
ISBN
9784817849601

◆巻頭言 第50号の刊行に寄せて 最高裁判所事務総局家庭局長 馬渡直史 
◆50号記念特集 家庭と子どもの現状と未来
ポスト「20世紀体制」の家族とは─「親の責務」の明記から考える
子どもの権利主体性と現代家族の多様化
子どもの権利の将来
家庭裁判所から見る現代の家庭と子どもの現状と未来
少年法の現状と未来
現代社会における矯正教育の在り方と地域社会での更生保護
子ども福祉の現状・在り方と法律実務家としての関与─児童福祉法を中心として
◆家事関係裁判(4件)
婚姻費用の分担額に係る手続外の合意の存在を否定し,相手方が分担すべき婚姻費用の額を改定標準算定方式に従って算定した事例
1 審判に代わる決定に基づいてされた面会交流の実施を求める間接強制の申立てについて,上記決定が定めていた面会交流の条件がその後にされた決定の確定により失効したことから,当該確定の日以降の部分が不適法であるとされた事例
2 面会交流の実施を求めた間接強制の申立てが権利の濫用に当たらないとされた事例
確定した離婚判決において清算的財産分与が定められている場合に,同判決において考慮されていない夫婦共有財産があることを理由に当該財産について重ねて清算的財産分与を求めることはできないとした事例
平成13年2月に死亡した被相続人の嫡出子である申立人らが,嫡出でない子である相手方らに対して,被相続人の遺産の分割を申し立てた審判事件において,平成25年法律第94号による改正前の民法900条4号ただし書き前段の適用が否定された事例

◆少年関係裁判(3件)
少年(審判時特定少年)が,友人に大麻を譲渡したという大麻取締法違反保護事件において,少年を第1種少年院に送致し,収容期間を2年間と定めた原決定について,処分の著しい不当を理由とする抗告を棄却した事例

特定少年である少年が,共犯者らと及んだ侵入強盗等を含む窃盗,住居侵入,強盗,道路交通法違反保護事件において,犯情の重さに加え,少年の性格,行状及び環境その他の事情を考慮し,刑事処分を相当と認めて検察官送致とした事例

大麻取締法違反(大麻所持),道路交通法違反(原動機付自転車の無免許運転等)保護事件において,大麻の所持量,保護観察歴及び無免許運転の常習性等を考慮し,少年院送致も許容されるとした上で,少年の問題性の根深さ,保護観察に対する姿勢等を考慮し,少年を第1種少年院送致とし,収容期間を2年間と定めた事例
◆「持続可能な保護司制度の確立に向けた検討会」中間取りまとめの概要
◆連載
少年実務 THE BASICS AND BEYOND
更生保護の現場から 第27回
子どもの手続代理人のケース研究
民事信託と後見制度を併用する場合の諸問題
大相続時代と登記実務
◆TOPIC 戸籍に氏名の振り仮名が記載されるようになります!
◆家庭裁判所事件の概況(2・完)─少年事件─

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