昭和10年東京郊外電車ハイキング

RM ReーLibrary

昭和10年東京郊外電車ハイキング

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出版社
ネコ・パブリッシング
著者名
荻原二郎
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2024年7月
判型
B5
ISBN
9784777055708

既に280号を超える長い歴史の「RM LIBRARY」から、過去の傑作巻を2~3冊分まとめて復刻する「RM Re-Library(アールエム リ・ライブラリー)」。シリーズ26巻目は、RMライブラリー第70・71巻から「昭和10年東京郊外電車ハイキング」(荻原二郎 著)を復刻いたします。
 郊外電車とはちょっと古い言葉ですが、東京なら山手線の外側に延びていた主に私鉄を指す言葉です。今や大都会の一部となっている世田谷や練馬も当時においては郊外という概念で捉えられ、都心からより広く快適な家を求めて移住する人が増大したのが大正から昭和初期にかけての時代。「郊外電車」はそういう人の足として急速に整備が進んだものでした。
 本書はレイル・ファンの草分け的存在であり戦後も長く趣味活動をされた荻原二郎さんの、戦前少年期の趣味活動記録となります。「ハイキング」という言葉も当時の流行りで、ちょっとした遠出の行楽を意味し、まだ情報の少なかった時代、目にするものすべてが新鮮で、それを必死にカメラに収めようとした情熱が伝わってくる一冊となっています。
 時に、昭和の戦前期は太平洋戦争前夜ということで既に暗い世相だったように見なされる場合がありますが、昭和10年頃を中心とした数年間は著者曰く鉄道趣味を文化として楽しむ土壌も出来上がり、鉄道の技術的進化も早く、つかの間の良い時代であったと記されています。また、何よりこの時代にモノクロとはいえ写真記録を大量に残されていること時代が貴重で、本書を通じて戦前の東京の鉄道の真の姿が見えてくると言っても過言ではないでしょう。
〔登場する主な路線〕
小田原急行、玉川電車、南武鉄道、五日市鉄道、青梅電気鉄道、東海道本線、箱根登山鉄道登山線・軌道線、大雄山鉄道、駿豆鉄道本線・軌道線、神中鉄道、相模鉄道、京成電軌、成田鉄道宗吾線・多古線、九十九里鉄道、東横・目蒲・池上電鉄、京浜・湘南電鉄、横浜市電、江ノ島電鉄、帝都電鉄、京王電軌、旧西武鉄道、多摩湖鉄道、武蔵野鉄道、東京市電、旧西武鉄道・軌道線、城東電軌、王子電軌、東武鉄道、伊香保軌道線、総武鉄道、越生鉄道、秩父鉄道、上信電鉄、上毛電鉄ほか

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