協同の系譜

協同の系譜

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出版社
日本農業新聞
著者名
日本農業新聞
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2024年6月
判型
四六判
ISBN
9784910318110

農業や農村の基礎をきずいた偉人をとりあげた、日本農業新聞の紙面企画「協同の系譜」が一冊に。
戦前から戦後と激動の時代を駆けぬけた5名の協同組合に力を注いだ人物像に迫る。

5名の偉人それは、賀川豊彦、宮脇朝男、黒澤酉蔵、千石興太郎、若月俊一。
賀川豊彦は「共済の父」と呼ばれ、協同組合における共済事業を作りあげた。宮脇朝男は「農協界中興の祖」であり、全国農協中央会をけん引して、米価運動をはじめとした農政にも手腕を発揮した。黒澤酉蔵は、北海道酪農の発展に多大な貢献をしてきたことから「北海道酪農の偉人」となった。千石興太郎は「産業組合の独裁王」と呼ばれ、農協組織運動の中核となった。若月俊一は「農村医学の父」と呼ばれ、農村部の医療発展を支え続けた。

作家の佐藤優氏から「国家の強権と資本主義の強欲に対抗するのが協同組合だ。弱肉強食の新自由主義を克服する鍵が『協同の系譜』にある」と力強い期待のメッセージを本書に寄せられた。

協同組合の成り立ちから現在に至るまで、系譜をなぞることで、現代社会のあり様がいま問われている。

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