2019年12月、アーセナルの監督に就任したミケル・アルテタ。若き指揮官の眼前には、さまざまな過酷な課題が山積していた。かつての勢いを失っていたチーム、空席が目立つスタジアム、そして新型コロナの蔓延、厳しい財政事情……。アルテタは、選手たちやチームスタッフたちの力を得ながら課題の克服に着実に取り組み、成果を出してきた。そして今やタイトル争いをするほどまでアーセナルは“復活”した。新しいチームづくりに向けたミケル・アルテタとアーセナルによる「革新と挑戦」の軌跡を追った1冊。
【目次】(一部抜粋)
序章
第1章 献身(2019年以前)
エミレーツでの現役引退
エヴァートンからアーセナルへ
プロとしての矜持、真摯な姿勢
ベンゲルの兵士として
など
第2章 新しい夜明け(2019-2020年)
ジャカの慰留に成功する
新型コロナの発生、アルテタの感染
選手やスタッフの給与の削減問題
ゲンドゥージを規律違反で放出
日傘を差して試合を観ていたエジル
など
第3章 リスペクト(2020-2021年)
突然のチームスタッフのリストラ発表
代理人依存からの脱却
エジルがスカッドから外される
エジル、アーセナルを去る
ウーデゴールの加入
など
第4章 革新への信頼(2021-2022年)
トレーニングセンターにベンゲルの写真を掲示
リバプールのアンセムを流して練習
オーバメヤンをキャプテンから外す
スタイフェンベルフとラウンド、信頼の置けるコーチ
オーバメヤンの放出が決まる
アルテタの契約延長と「The Angel」
など
第5章 情熱(2022-2023年)
最愛の妻、3人の息子、そしてバーベキュー
ジャカとファンとの関係が改善
チェルシー戦でオーバメヤンと「対戦」
エドゥがもたらした成果
猛追するシティに敗れ、タイトルを逃す
アーセナルの「挑戦」は続く
など
訳者あとがきにかえて
選手時代の経験が築いたミケル・アルテタの「継続性」 結城康平
アルテタが取り戻したアーセナルの誇り 山中拓磨
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