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第一部では、列島社会の農村、特に日本中世の農村が位置した歴史的位相を、中世の農耕民に対置される中世の職能民をはじめ、インドのカースト社会や韓国高麗の農村社会の様相といった国内外の事例から解明。中世の天皇や被差別身分についても触れる。
第二部では、日本中世史を代表する歴史家である戸田芳實・黒田俊雄・三浦圭一らの業績を論じ、研究者たちの群像を鮮やかに描き出した研究者必読の書。
【目次】
第一部 中世社会論へ、その展望
Ⅰ ゆるやかなカースト社会―インド、そして中世日本
Ⅱ 中世の日本と東アジア―朝鮮、そして中世日本
Ⅲ 近衛家と南都一条院―「簡要類聚鈔」考
Ⅳ 供御人・神人・寄人―自立しなかった商人たち
Ⅴ 中世の賀茂六郷―系図と戸籍のある中世社会
Ⅵ 西楽寺一切経の在地環境―平安後期の親族と社会
Ⅶ 歴史叙述としての「峯相記」
第二部 日本中世史研究の歴史家たち
Ⅷ 解説・清水三男『日本中世の村落』
Ⅸ 石母田中世史の軌跡
Ⅹ 戸田芳實氏の学問とのめぐりあい
XⅠ 黒田俊雄氏の学問にふれて
XⅡ 三浦圭一さんとの地域史研究
あとがき
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