パパイヤ・ママイヤ

小学館文庫

パパイヤ・ママイヤ

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出版社
小学館
著者名
乗代雄介
価格
715円(本体650円+税)
発行年月
2024年6月
判型
文庫
ISBN
9784094073607

どこでどう生きてても友達になりたくない?

17歳の夏、SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをして、初めて会った。アル中の父親が大嫌いなバレーボール部のパパイヤと、芸術家の母親に振り回されて育った、写真が好きなママイヤ。二人は流木が折り重なる“木の墓場”で週に一回会うようになり、心を通わせる。
そして、奇跡のような出会いは、二人の夏を特別なものに変えていく――

少女たちの儚くも輝かしい一夏を瑞々しい筆致で描く、新時代のガールミーツガール小説。


【編集担当からのおすすめ情報】
本作の舞台となった木更津市の小櫃川河口干潟は、東京湾に唯一残された後背湿地を持つ自然干潟です。アシが生い茂り、石の下には小さな蟹が隠れ、数種類の鳥の鳴き声が空に響きます。著者の描く切なくも美しいこの場所を、物語とともにぜひ感じていただけましたら嬉しいです。
解説は小説紹介クリエイターのけんご氏。

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