天皇論

天皇論

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出版社
作品社
著者名
子安宣邦
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2024年5月
判型
四六判
ISBN
9784867930342

天皇制の本質とは、何か?

象徴とは何を指すのか?

天皇制の謎。それは、なぜ、永続するのか? である。

再発見し、定義され続ける「天皇」とは何者か?

本居宣長、津田左右吉を手掛かりに、近世から登場した天皇制の言説を丁寧に追いながら、現代天皇制の本質に迫る。日本思想史の大家、ライフワーク。



日本の社会的統合の安全弁としてもった天皇制とは天皇制の安定的な持続が日本社会の安定的な統合的持続をも保証するということである。この天皇の安定的な持続的存在によって自分たちの住む日本社会もまた統合性をもって安全に持続するといった考え方、日本人の社会生活を根底的に律するような考え方を私は「絶対的保守主義」と呼ぶのである。(「序言」より)

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