1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
本書は孫基禎の波乱の人生を振り返り、さまざまな辛苦に耐え抜いてベルリン五輪のマラソンで金メダルを射止めた快挙と戦後のスポーツ界におよぼした多大な功績を顕彰するとともに、筆者からみた人間・孫基禎の魅力や素顔を紹介し、併せてオリンピック並びに現代のスポーツが抱える課題などについて考察したものです。
本文の執筆にあたっては末尾に載せた参考文献のほかに、1982年12月に孫さんと初めてお会いしたときのインタビューの音声や、別の機会に伺ったはなし、10数年に亘って交わした手紙やはがき類、さらには長男の孫正寅さんから折々に贈っていただいた多くの資料を参考にしています。
孫基禎のドラマチックな人生を辿ることは、過去・現在・未来の日韓関係のみならず、世界の国々をつなぐオリンピックやスポーツのあり方を考えるうえで多くの示唆を与えてくれるはずです。
特に若い世代の皆さんには、ベルリン大会のマラソンで朝鮮籍の孫基禎が日の丸をつけて走り、金メダルを獲得した快挙とその背景にあった史実を記憶にとどめ、後世に語り継いで欲しいと心から願っています。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。