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初めて、男の人の家にあがって…
まだまだ雪が降り続く、福井県の冬。
女ガキ大将だった白鹿むくは、祖母、母、自分、妹の女4人の家で
祖父の介護を常とする「ヤングケアラー」として青春を過ごしてきた。
そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは
10年前、離ればなれになった幼なじみで、現・人気小説家の優都だった。
サイン会の手伝いのため、東京に出向くむく。
優都の優しさ、かっこよさ、時折見せる弱さに惹かれていくむく。
そんななか、優都の家にお
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