里沼怪談

竹書房怪談文庫

里沼怪談

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出版社
竹書房
著者名
戸神重明
価格
836円(本体760円+税)
発行年月
2024年6月
判型
文庫
ISBN
9784801939950

人里近くに存在しながら、どこか得体の知れぬ不気味さが漂う〈沼〉。
戸神重明が、日本各地の沼を徹底取材!
恐怖に沼る!里(人間)と沼(自然異界)の恐怖譚。

「ここは生きた人間が来る場所じゃあねえ」
原野の真ん中、泥色に濁った沼。
現れた男衆は一斉に鋤や鍬を振り上げて…
――「お化け沼」(栃木県)より


■深夜の馬牛沼から立ち昇る光の虫。
祖父は恍惚とそれを咀嚼する…「真夜中の手伝い」(宮城県)
■高子沼の畔に出る頭が人間で胴体がツキノワグマの化け物…「獣人の沼」(福島県)
■帰宅中に迷い込んだ渡良瀬遊水地。
止水の向こうから現れたのは野良着姿の死人たち…「お化け沼」(栃木県)
■沼の神に石を投げた少年が謎の溺死を遂げる…「蛙沼の主」(群馬県)
■一人で沼を訪れる時だけ現れる少女の正体…「少年の日の思い出」(岐阜県)
■死者の魂が火の玉となって飛来し、歳の数だけ旋回する沼…「夜更けに来るモノ」(和歌山県)

ほか、日本各地の沼に纏わる怪異体験、恐怖譚を集めた異色の怪談集。

【収録沼抜粋】
恋話とアメンボ(群馬県太田市、八王子丘陵の沼)
長沼(宮城県登米市)…沼上でサンバを踊る女の幻
平筒沼(宮城県登米市)…顔からエビが生えた人頭の獣
蕪栗沼(宮城県大崎市)…沼で採取する不思議な雪
弁天沼(宮城県白石市)…畔の東屋にいる鎧武者の呪い
馬牛沼(宮城県白石市)…沼から立ち昇る不気味な光の玉
三頭沼(秋田県能代市)…沼の豊穣神・虎子姫の怪
白鷹湖沼群(山形県山形市)…沼上を滑る白い着物の女
高子沼(福島県伊達市)…畔に出現する人面熊の恐怖
五色沼湖沼群(福島県北塩原村)…青い沼の水と廃墟ホテル
渡良瀬遊水地(栃木県栃木市)…死人が彷徨う異界の沼の畔
多々良沼(群馬県館林市)…沼で自殺した女の霊が祟る
八王子丘陵の沼(群馬県太田市)…四つ足のアメンボ女
赤城大沼(群馬県前橋市)…沼の上で踊り狂う赤い女
通称・蛙沼(群馬県安中市)…沼のヌシの祟り
……ほか。

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