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さあ、ごはんの時間! どうすれば食べてくれるのかな?
「おいしいよ、おくちをあけて」。ごはんを食べさせようとしますが、赤ちゃんロバはまったく興味がありません。絵本を見せながら、おもちゃの電車であそびながら、ブランコにのせてみたり! かあさんロバはあの手この手で食べさせようとしますが、ぷいとよこをむくばかり。
赤ちゃんロバは、とうとう逃げ出し、ひとりで森の中にかけこみます。そこでは、ちょうど動物たちがごはんの時間。くだもの、おかし、ながーいスパゲティ、カリカリのスナック、つぶつぶのトウモロコシ。はじめて出会う食べ物を、動物たちがおいしそうに食べているのにうれしくなって、赤ちゃんロバもウモロコシにかじりつきます。おいかけてきたかあさんロバはびっくり。赤ちゃんロバはスプーンを差し出し、おかあさんにも「あーん!」とおすそわけです。
小さな冒険が、赤ちゃんロバに、食べることの楽しさを教えてくれたのでした。
ぜひ、声にだして読んでみてください。おいしそうに食べる動物たちのすがたや、「カリカリ」「サクサク」といったおもしろい音に、食べることがもっと楽しくなりますよ!
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