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ミュージアムをめぐる、生き方、かかわり方を高校生と一緒に考える。
いずれは大学で歴史学や文学、博物館学を学びたい。将来は学芸員の仕事に興味がある。けれど、採用の間口の狭さや雇用の不安定さへの不安もある。そう考えている高校生の博子さんと、ミュージアムグッズ愛好家の著者が、ミュージアムと一緒に生きている人たちにお話を聞いて歩きまわり、対話をし、悩み、考えていく本です。
ミュージアムの中や外、働く、働かないにかかわらず、いろんな立場、いろんな役割、いろんな職業の人たちは、どんなふうにミュージアムと共に生きているのか。ミュージアムにまつわる進路、生き方、人生。この本では、すぐに答えの出ないテーマも取り上げました。
著者のミュージアムグッズ愛好家・大澤夏美と、高校生の博子さんが、もりおか歴史文化館学芸員 福島茜さん、合同会社AMANE 小川歩美 さん・佐々木紫帆さん、フォトグラファーの佐々木香輔さん、なにわホネホネ団 荻巣樹さん、とびらプロジェクト 太田侑里さん、きんたい廃校博物館 大橋一輝さんに話を聞きます。
あなたの人生において、ミュージアムはどんな存在ですか?
ミュージアムを身近にする読書案内付き。
ミュージアムを将来の仕事の選択肢に加えたい方、転職してミュージアム業界に携わりたい方には、業界研究の一助になるかもしれません。さらに言えば、もっと深くミュージアムの活動に参加したい方にもオススメです。
【私は、ミュージアムとのかかわり方は人の数だけあるのかもしれない、と考えています。私の周りには、さまざまな立場からミュージアムとの関係を築いている人たちがいます。学芸員はもちろん、展示制作を専門とする会社で働く人や、新聞社の文化事業部で展覧会を企画立案する方。そして、日々の仕事ではなく、ボランティアなどの形でミュージアムの活動に参加している人もいます。いろんな立場、いろんな役割、いろんな職業がある。だからまずは、ミュージアムにかかわり続けることを選んでもらいたい。】…「はじめに」より
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