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マルクス主義理論研究の道を拓かせた論集。
21世紀の世界と日本の現状況は、貧富の格差の凄まじい拡大、民主主義の更なる形骸化、強(大)国による弱肉強食の横行、人心操作イデオロギーの氾濫、地球環境の未曽有の破壊、等々、経済的、社会的、政治的、文化的危機を打開し変革するための新たな人間解放理論が緊切に要請されている。マルクス主義は、「マルクス・レーニン主義」と決裂するのみならず、「マルクス・エンゲルス問題」(マルクスとエンゲルスの理論的異同)や「カール・マルクス問題」(初期・中期・後期のマルクスの理論的変遷)を吟味し、更には“本当のマルクス”にも所在する限界や過誤を掴み取って、マルクス理論をも超え出る形での新規開拓を求められている。
マルクス主義と対面する若い世代の活動家や研究者が、旧来の伝習から離れ、マルクスやエンゲルスの古典的な理論の意義と限界を検分する基礎作業の足場の一つとして、『マルクス、エンゲルスの国家論』が役立つことを願っている。(「再刊にあたって」より)
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