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◆待望の一冊!
富安風生、岸風三楼を師系とし、「俳句は日記」を信条に、日常から詩を掬い上げやわらかな情感をもって俳句に詠みとめていった岡本眸。日々を肌理細やかにみつめる眼差しによって生まれた作品は、ゆったりと伸びやかで、人の暮らしの哀歓が読者によりそうように伝わってくる。「もののあはれ」を深いところで感受しつつ命の深淵をときとして垣間見せる岡本眸の待ち望まれた全句集である。
既刊句集に「『午後の椅子』補遺」を加えた作品4352句を収録。
◆収録内容
第一句集『朝』
第二句集『冬』
第三句集『二人』
第四句集『母系』
第五句集『十指』
第六句集『矢文』
第七句集『手が花に』
第八句集『知己』
第九句集『流速』
第十句集『午後の椅子』
句集『一つ音』
『午後の椅子』補遺
エッセイ
句集解題 横川敏晃/冨田正吉
年譜 野路斉子/小川美知子
あとがき 松岡隆子
初句索引
季語別索引
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