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【肩関節疾患は画像診断ではわからない!? 本書を読めば,診療,診断がシンプルにできるようになること間違いなし!】
肩関節疾患の代表である五十肩はレントゲン,MRI,超音波でも明らかな所見が見つけられないことも多い.
症状がいくら激烈でも客観的データである画像に表れないことがあり,多くの整形外科医が苦手意識を持つ要因となっている.
本書では,肩甲骨関節窩と上腕骨頭の関係性を常に良好に保つための4つの安定化機構の仕組みを読み解きながら,
診療,診断方針を単純明快に理解できるようになることを目指す.
≪主要目次≫
第1章 肩関節の特徴
1 特徴1.肩関節は浮遊関節 ほか
Column 1 肩に優しいrestingポジショニング
第2章 肩関節の安定化機構
1 第1の安定化機構:静的安定化機構
2 第2の安定化機構:動的安定化機構 ほか
第3章 肩関節を障害に導く諸悪の根源
1 健常肩がもつ最高の肩甲上腕リズム
2 肩甲骨の異常運動はscapula reverse,シュラッグ,scapula wing
3 実際の健常肩の肩甲骨機能と障害肩の肩甲骨異常運動
4 徒手抵抗テストの意義と有用性
5 テストの結果として観察される肩甲骨異常運動 ほか
Column 2 肩の外見は一緒でも中身は千差万別
Column 3 肩こりもちはシュラッグもち
第4章 安定化機構の破綻による病態,代表的疾患
1 肩峰下インピンジメント
Column 4 上腕骨頭の前上方偏位
2 五十肩
Column 5 腱板疎部・腱板疎部損傷という言葉はもう使わない?
Column 6 腱板疎部の拘縮は,徒手授動術では治らない
3 腱板断裂
Column 7 Keegan麻痺がたくさん紹介されてくる
Column 8 術後腱板断裂が起こるとき
4 リバース型人工関節置換術
5 上方関節包再建術
6 投球障害肩
Column 9 投球すれば関節内インピンジメントは当たり前?
7 肩関節脱臼
Column 10 てんかん発作による脱臼のすさまじさ
8 多方向性肩関節不安定症
9 肩鎖関節脱臼 ほか
第5章 肩関節の画像診断
1 レントゲン
2 MRI ほか
第6章 肩関節リハビリテーション
1 リハビリテーションプロトコール ほか
Column 11 肩はなぜ夜間に痛いのか!?
各病態に対する徒手検査法
1 肩甲骨(肩甲骨胸郭関節)機能不全・腱板機能不全のテスト(第3章4)
2 肩峰下インピンジメントのテスト(第4章1)
3 インターナルインピンジメント・投球障害肩のテスト(第4章6)
4 不安定性・動揺性のテスト(第4章7,8) ほか
肩の基本的な動き
1 肩甲骨の基本的な動き ほか
索引
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