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中島敦は、英国作家オルダス・ハックスレイのエッセイから、生物学者ユクスキュルの環世界論をはじめ、“人間”の認識・思考・存在のあり方を根底から揺さぶる科学的知見を受け取っていた。理想的な国民の“人間性”が喧伝される戦時下の時代状況において、中島敦が捉えていた“人間”の姿とはどのようなものだったのか。本書では、中島敦が受容していた科学的知見を視座として、存在と世界のあり方を問い直す中島敦文学の新たな一面を浮き彫りにする。
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