人斬り以蔵の道理

人斬り以蔵の道理

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出版社
中央公論新社
著者名
吉川永青
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2024年5月
判型
四六判
ISBN
9784120057861

元治元年(一八六四年)、土佐藩の獄卒・小田切聡介は尋問の場にあった。罪人の名は岡田以蔵。かつて幼なじみであったこの男は、数多の人々の命を奪った罪に問われ、さらには聡介の兄を殺害した下手人である可能性があった。張りつめた空気の中、以蔵は子どもの頃と変わらぬ笑顔で、自らが手を染めた殺人の記憶を語り始める。

幕末期の記録に残る岡田以蔵の不可解な言動。そこには、常人には理解しがたい恐るべき「道理」が存在した――。

気鋭の筆が「人斬り以蔵」の謎に迫る、戦慄の歴史サスペンス。

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