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大学のあるべき姿を目指して―。
「選択と集中」に基づいた資金配分など、即時的な科学技術イノベーションを重点化した国家主導の大学政策によって、地に足ついた基礎研究やリベラルアーツ教育がないがしろにされている。これは、教員の自由で創造的な研究機会、そして学生の柔軟で多様な学習機会を阻害し、結果的にわが国の「知」を凋落に導いてすらいる――。本書は、日本の大学の現在地と未来への見取り図を眺望し、特に学士課程におけるリベラルアーツ教育の重要性を改めて唱え、わが国の大学政策の在り方に再考を迫った緊急提言の書!
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