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沈殿し、反転する詩の言葉たち―。
どうしても煮えない部分がある/不幸の種が寄り集まってしこりのようなもの/茄子紺の着物を着た妹は/すっと背筋を伸ばして/家を出て行った/夜通し恋猫が鳴いている/茄子のつるに瓜を生らせる営みを/猫だったかもしれない前世は/いつだって辛い/茄子の花と親の小言に外れはないと/昔の人の言葉に包丁を当てながら/妹の言い分も切り刻む(「秋茄子」より)
生と死、人生と家族、自己と他者、不確かな現実の時間を孕みながら、疼くような詩想のなかで生まれた言葉が紡ぎ出す、渾身の第二詩集。
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