パラスポーツ事典 夏・冬のスポーツ28

パラスポーツ事典 夏・冬のスポーツ28

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出版社
メイツユニバーサルコンテンツ
著者名
高橋明(障害者スポーツ)
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2024年5月
判型
B5
ISBN
9784780429053

★ 28競技をわかりやすくナビゲート

★ 陸上競技 / 車いすバスケ / ボッチャ /
  アイスホッケー など

★ 車いすのつくりが競技ごとに
  違うって本当?

★ 選手のハンデをどんな工夫で
  補っているの?


◇◆◇ 監修者からのコメント ◇◆◇

東京2020パラリンピック競技大会が
コロナ禍で1年延期になり、
2021年8月24日から
9月5日に開催されました。
日本人選手のすばらしい活躍を見て、
パラスポーツに関心をもった人も多いのでは
ないでしょうか。

最近は、障がい者のスポーツを
「パラスポーツ」と呼んでいます。
だれにでも身体的な特徴や
得意・不得意があるように、
障がいも特徴や特性、個性だと捉えて、
「何ができるか」のほうに
目を向けてはどうでしょうか。
パラスポーツを見ると、
「だれにでも可能性がある」ことがよくわかります。

バレーボールでは、中学生用のネットは
高校生用より低くして、
身長が低くても競技しやすくしています。
体重別で行われる柔道などもあるように、
さまざまなスポーツで体格や体力、年齢や性別、
技術などの違いをカバーして
より多くの人が楽しめるように
用具やルールが工夫されてきました。

パラスポーツも同じです。
「障がい者スポーツ」という
特別なスポーツがあるわけでなく、
プレイする上で不便な点を創意工夫によって
障がいがあっても楽しめるようにしているだけです。

「どんな工夫をすれば、一緒に楽しめるかな」
と考えてみる。
思いめぐらす「想像力」と
創り出す「創造力」という「2つのソウゾウリョク」を
働かせることが大切です。

スポーツ基本法にもパラスポーツへの参加を
推進することが盛り込こまれました。
かつては「障がい者のためのスポーツ」であった
パラスポーツが、
「障がいのある人も一緒に楽しめるスポーツ」=ユニバーサルスポーツへと
その概念を変えつつ発展しています。
2024年のパラリンピックパリ大会をきっかけに、
パラリンピックの理念である、
多様性の尊重と共生社会が
当たり前になって進んでいくことを
願っています。
本書では、パラリンピックの基礎知識と
パラリンピックにおいて行われている
夏季大会22競技と冬季大会6競技の
魅力と特徴を写真とイラストで
わかりやすく解説しています。
知れば知るほど楽しめる
パラスポーツ事典になっています。
ご活用いただければ幸いです。

髙橋 明

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