「聖性」から読み解く西欧中世

創元世界史ライブラリー

「聖性」から読み解く西欧中世

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出版社
創元社
著者名
杉崎泰一郎
価格
2,970円(本体2,700円+税)
発行年月
2024年5月
判型
四六判
ISBN
9784422203478

古代末期から中世にかけて、キリスト教世界では聖人や聖遺物(聖人が身に着けたもの、触れたもの、聖人の肉体の一部など)への礼拝が盛んになり、それらを納める聖なる場所(聖堂、教会など)もまた聖性を帯びた。

こうしたモノや場所は、ほとんどの場合、聖職者や修道士によって聖人伝、奇蹟物語、儀式と結び付けられ、キリスト教信仰の基盤を固めるとともに、王権の強化や社会の統制にも寄与してきた。

本書ではこうした聖性イメージが西欧中世にいかなる影響を及ぼしてきたのか、古代末期から中世の終わりまでを対象に多角的に考察する。

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