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霞が関を敵に回す橋本行革は、いかにして達成されたのか。
省庁半減をめぐる攻防の中で、省庁の存亡にかかる対処方針は異なる。
行革反対で組織防衛を図る省庁もあれば、行革をチャンスと権限拡充を目指す省庁もある。
これに族議員や圧力団体も絡む。行革は複雑な政治過程の一環である。
本書は特に行革の「勝ち組」の総務省(自治省)、経済産業省(通産省)、財務省(大蔵省)を取り上げる。三省のしたたかな行革戦略がわかる。霞が関の省庁は一体ではない。
霞が関は連合体であり、日本の官僚制は各省官僚制である。
著者は関係者の証言や貴重な一次資料から橋本行革の経緯と意義を掘り起し、「省」とは何かを辿る。さらに全則2か条の総定員法の智慧、安倍・菅政権の官邸支配の錫杖を明らかにする。
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