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なぜ、王権と議会は協調できたのか? 立憲君主制の確立は、「奇蹟」の革命であった。
イギリスには、どうして未だに国王がいるのか? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第6弾! なぜイングランドは「立憲君主制」になったのか? なぜ「絶対君主制」にはならなかったのか? 〈国王は君臨すれども統治せず〉。「賢人会議」から議院内閣制の定着を経て現代へ。一千年以上の長きにわたる「王権」と「議会」の絶妙な関係を解き明かす。
第1章 いかにしてイングランドに「立憲君主制」が確立されたのか?
第2章 イングランドはなぜ「絶対君主制」にならなかったのか?
第3章 「外人王」の登場で議院内閣制の定着と「財政=軍事国家」の形成へ
第4章 イギリスにはなぜ国王が必要なのか?
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