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「日本現代史考-戦後史概観」は、第二次大戦後の昭和30年から今日までのおよそ70年間の現代史をまとめたものです。本書は、それ以降、我が国はどのように変貌しつつ歴史を刻んできたのか、昭和の経済成長・繁栄と平成中期以降の国勢低迷は多くの人々に認識されていますが、その推移、その要因、問題点など日本の現代史、並びに、21世紀のこれからの世界がどうなっていくのか、心すべきことは何か、筆者の思う処を記すものです。元環境事務次官を務めた筆者は、「地球上の生物の存在は永遠ではなく、膨張の後は減少、衰亡するとされる。人類も繁栄の曲がり角にあるととらえることもできる」と警鐘を鳴らしています。
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