西国の獅子

西国の獅子

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出版社
海鳥社
著者名
劉寒吉
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2024年5月
判型
四六判
ISBN
9784866561622

昭和55(1980)年7月より、「夕刊フクニチ」(フクニチ新聞社)にて計180回にわたり連載された未刊の小説を書籍化。

火野葦平や岩下俊作らと共に、九州の文学を支えた作家の1人、劉寒吉が、

「豊後王・西国の王」と呼ばれた大友宗麟の生涯を描いた戦国歴史小説。

稀代の猛将・戸次鑑連、高橋紹運を従え、

毛利・島津・竜造寺ら群雄が割拠する九州を驀進し、

さらに理想のキリスト教王国を築こうとしたキリシタン大名・宗麟。

その躍進と繁栄、崩壊までを描き切る。

劉は芥川賞候補・直木賞候補(2回)に選ばれ

受賞はのがしているものの、その筆力は高く評価されていた。

地元九州を題材とした歴史小説を得意とした劉が、謀略・知略が複雑に絡まる政治と戦、

そして波瀾万丈な宗麟の生涯を重厚な筆致で活写する。

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