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謡曲「木賊」を翻案した絵本。信濃国園原(長野県阿智村)で、行方不明となった我が子を待ち続ける老父。やがて僧侶となった我が子が旅の僧とともに木賊を苅る老父と再会する。謡曲「木賊」は、京都・祇園祭の山鉾「木賊山」の題材ともなっている。
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園原は、古来、歌枕として有名な地。
平安時代初期に、最澄が、古代東山道最大の難所である神坂峠越えに苦労する人々のために、宿泊休憩所である伏屋(ふせや)を建てた、と伝えられる。
「園原や伏屋に生うる帚木のありとは見えてあわぬ君かな」坂上是則
をはじめ、平安時代以降、たくさんの和歌に詠まれた。
『源氏物語』の帚木の巻で、光源氏と空蝉との和歌のやりとりにも登場する。
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