土下座奉行 どげざ忠臣蔵

小学館文庫 小学館時代小説文庫

土下座奉行 どげざ忠臣蔵

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出版社
小学館
著者名
伊藤尋也
価格
781円(本体710円+税)
発行年月
2024年5月
判型
文庫
ISBN
9784094086010

最強にして最恐!? 土下座の好敵手現る!

江戸は弘化年間、徳川十二代将軍家慶の治世。
千代田城「松の廊下」で、土下座奉行こと牧野成綱は行く手をはばまれた。
はばんだのは、老齢白髪の吉良義房。幕府の儀式典礼を司る高家の主だ。
牧野の作法が礼を失しているというではないか。
吉良にとがめられ、進退きわまった牧野は、必殺技の「土下座」を繰り出す――。
一方、江戸の道ばたでは、人を斬る「辻斬り」でもなければ、金品を奪う「辻盗人」でもない、奇妙な悪事が流行り、町人を震え上がらせていた。
探索に奔走する同心の小野寺重吾の前に、美貌な若侍の吉良桔梗之介が現れ、事態はとんでもない方へ……。
意気衝天の剣戟捕物、みたび見参!
小野寺重吾……北町奉行所の同心。あだ名は「しゅうとめ重吾」。
牧野成綱……北町奉行。江戸城内で「どげざ駿河」と呼ばれる。
咲く良……弱きを助ける美人喧嘩娘。「げんこつ咲く良」が通り名。
八重……重吾の妹。「黙っていれば小町」と囁かれるほどの美形。
遠山景元……南町奉行。人呼んで「いれずみ金四郎」。
財前孝三郎……南町奉行所の廻り方同心。周りは「花がら孝三郎」と呼ぶ。
夜目鴉の菊……関八州を股にかけた元大盗賊の老女。


【編集担当からのおすすめ情報】
第12回日本歴史時代作家協会文庫書き下ろし新人賞を見事に受賞した一巻目の『土下座奉行』から始まり、二巻目の『どげざ禁止令』、そして本作、前代未聞で抱腹絶倒の三巻目をご覧あれ!

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