1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
「大学」はいまだ到来していない――
不在ゆえに不滅のその夢を、文明の廃墟のただなかで再賦活する
2023年末、諸悪の根源である国立大学法人法がさらに改悪された。
高学費、貧弱な教育支出、基礎科学(つまりは真理)の軽視、
軍事研究促進などの恥ずべき市場化施策を続けるという意思表示だ。
本書ではこの事態を「国家と経済による大学の完全な包摂」として指弾する。
日常の闘いはつづく。だが「自治」という好餌の罠に囚われてはならない。
問われているのは自由であり、われわれの不服従の記憶と夢見る力の式微である。
中世以降の歴史をたどり、先人の言葉を舐めつつ、「決定的大学そもそも論」が紡がれる。
いま全国の大学に広がる「だめライフ愛好会」や京大吉田寮裁判にあらわな通り、
読書・瞑想・散歩・交流からなる大学的生が渇望されている。
本書はその理論的支柱ともなるだろう。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。