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軍部と議会のはざまで矢面にたたざるを得なかった不遇な政治家の軌跡
――政党政治から翼賛会、戦後保守政治へ
原敬の政党政治に影響を受けた、保守系の政党政治家・前田米蔵(1882-1954)はなぜ戦時協力をしたのか? 彼は独裁軍部の単なる茶坊主であったのだろうか?
戦後は不遇な政治家とされるも、戦後自民党の保守合同のさきがけともなった前田の初の本格的研究。日本政治史のなかで、前田はいかなる歴史的意味をもったのかを問う。
◎目次
第一部 戦前の政党政治と前田――普選―政党内閣論者として(一九一七~一九三二)
第一章 代議士当選まで
第二章 大正期
第三章 田中義一内閣期
第四章 犬養毅政友会総裁期
第二部 政党「再編」と前田――「保守合同」論への転換(一九三二~一九四一)
第五章 五・一五事件後
第六章 広田弘毅内閣期
第七章 日中戦争期
第八章 大政翼賛会発足後
第三部 太平洋戦争~戦後期の前田――「疑似占領」から保守合同へ(一九四一~一九五四)
第九章 翼賛選挙と翼賛政治会の結成
第一〇章 太平洋戦争期から公職追放まで
第一一章 戦後政治の中で
終章
第一節 政党政治家前田米蔵の軌跡
第二節 立憲政友会の歴史的評価
第三節 政党内閣確立と断絶
第四節 政党政治家前田米蔵の歴史的意味
第五節 「疑似占領」下の議会指導者
第六節 前田の軌跡を今に活かす
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