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『これでいいのだろうか――〓』
こんな疑問を持ち、生きづらさを感じる人は少なくないだろう。
それは大人に限ったことではない。子どもたちにも引き継がれていく。
行き過ぎた合理主義と強すぎる承認欲求で溢れかえった、「本音」をいえない社会に、二〇年間無敗の雀鬼が、吼える!!
齢八〇。公私共につながりの深い編集者を連れ、誰の目も顔色も気にすることなく、感じたままの社会の違和感を、包み隠さず、語り、吼える!!
そして、この社会で生きていく上で、本当に大切な「心のつながり」とは何なのかを問う――。
これまで稀代の勝負師として、「漢」「生き様」「運」「勝負」「感性」「強さ」「社会」「「人間関係」「家庭」「男女」「子育て」「教育」「争い」「不安」「老い」「死」…と
独自の視点からさまざまなジャンルについて語ってきた二〇年間無敗の雀鬼。
あとに続く者たちへ、吼える最終章!!
「虚の世界は一見、自由で快適だったりするが、蜘蛛の糸のように無限に張り巡らされ、いつの間にか簡単に引っかかってしまう怖さがある。
人間は共感する生き物だが、虚の世界はことに負の部分で強い共有や共感を生み出しやすい怖さを持っている。
気がついたら虚が吐き出す蜘蛛の糸に絡めとられ、がんじがらめになっている人も少なくないだろう。」
コロナ禍を経験し、社会の在り方が一変した。
個人の働き方、生き方が尊重され、マナーを守り、多様性を追求し、自由で、洗練されてきているように見える社会……。
だが、その実、忖度、同調圧力、排他主義、不寛容で不誠実なムラ社会は、依然として根強く存在する。
ネット社会により、あらゆるものが便利になり、それを駆使してグローバル化が進み、AIの台頭と科学技術の進歩は留まるところを知らない。
その一方で、目に見えにくいネット犯罪の横行や社会事件と共に、地球温暖化による自然破壊、気候変動、生態系の崩壊はすさまじい勢いで進んでいる。
そして、人との関わり方も大きく変わり、希薄で、損得勘定が入り込んだ人間関係が広がりつつある。
果たして、我々はこの社会に何を求め、どんな社会を望んでいるのか〓 根本を問う1冊。
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