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“わいせつ物”か? “性の自立の象徴”か?
世界で初めて、「性玩具の歴史」で博士号を取得した著者による話題作!
自分一人で、あるいはパートナーと快楽を得るための玩具は、「わいせつ物」なのか? 人類と同じくらい古くから存在しながらも、〝タブー?として扱われてきたアダルトグッズはいかに受け入れられてきたのか?古代から現代までの歴史をたどり、女性の性の自立の観点から、主に20世紀アメリカを舞台に繰り広げられた快楽と規制の攻防と緊張関係を描き出す!
「この状況はまったくヘンだ。ディルドを売っただけで逮捕されるかもしれないなんて。もし私が女嫌いの政権が支配する抑圧的な国家に住んでいるのなら、こうした状況も想像できないわけではない。だがここは米国だ。ストリップ劇場があちこちにあり、一気飲みがもてはやされ、半自動式の銃が合法的に売られている国なのだ。なぜ性玩具が問題視されるのだろうか?/この疑問を解消するのに一〇年以上もかかった。」――「第1章 性玩具の販売」より
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