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世界の歴史の大きな転換期となった年代を古代から近現代まで11とりあげ、その年代に各地域の人々がどのように生活し、社会の動きをどのように感じていたのか、世界史の共時性に重点をおきながら考えてみました。
歴史上の諸「転換期」は、諸地域の人々の具体的経験を重ね合わせることで、私たちに生き生きとした歴史の姿を開示してくれます。何に悩み、立ち向かい、考え、行動したか。今の私たちに参考になることばかりです。
歴史の転換期シリーズは研究者達による専門性も高い内容ですが、本書は各巻の序章をベースに、その内容を地図やイラストも多用し、コンパクトにわかりやすく紹介しています。この本で興味を持たれた方は、是非「歴史の転換期」シリーズで、詳しい内容を読んで頂くことをお勧めします。
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〈目次〉
第1章 紀元前220年;帝国と世界史の誕生
第2章 378年;失われた古代帝国の秩序
第3章 750年;普遍世界の鼎立
第4章 1187年;巨大信仰圏の出現
第5章 1348年;気候不順と生存危機
第6章 1571年;銀の大流通と国家統合
第7章 1683年;近世世界の変容
第8章 1789年;自由を求める時代
第9章 1861年;改革と試練の時代
第10章 1905年;革命のうねりと連帯の夢
第11章 1919年;現代への模索
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〈著者〉
南川高志(京都大学名誉教授)[古代ローマ史]1・2章
三浦 徹(お茶の水女子大学名誉教授)[イスラーム史]3章
千葉敏之(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)[ヨーロッパ中世史]4・5章
岸本美緒(お茶の水女子大学名誉教授)[中国明清史]6章
島田竜登(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)[東南アジア貿易史・都市史]7・8章
小松久男(東京大学名誉教授)[中央アジア近現代史]9・10章
木村靖二(東京大学名誉教授)[ドイツ近現代史]11章
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