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舞台は、昭和50年代の金沢。大学はまだ城の中にあった。大学生の杉崎一樹と院生の志摩貴久は、中島敦の名作『山月記』の謎に挑む。やがて、二人の前に、それぞれの青春の質を決定づけるような女性が現れる。謎解きの過程で語られた数々の文学的エピソードが、伏線であったかのように、実人生に重なってゆく―― 時は、平成から令和へ。大学はすでに移転し、金沢の町の姿も激変している。だが、杉崎と志摩の中には、かつての日々が生き続けている。 「ろまんちつく」...芥川龍之介の短歌『 憂しや恋 ろまんちつくの少年は 日ねもすひとり 涙流すも 』より
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