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◆21世紀アメリカはここから始まった――NHK『世界サブカルチャー史 欲望の系譜』シリーズで、1960年代以降のアメリカについて証言した異色の歴史学者が、70年代アメリカの文化・社会・政治を多角的・横断的に捉え、以後半世紀にわたってダイナミックに変容していく社会の萌芽を見出す。21世紀におけるアメリカの分断と南部化の予兆をヴィヴィッドに描き出して話題を呼び、《ニューヨーク・タイムズ》でも絶賛された著者の代表作がついに邦訳!
◆ニクソン、カーター、レーガン、ウォーターゲート、キング牧師、公民権運動、ウッドストック、ディラン、パンク、ラップ、『イージー★ライダー』、『サタデー・ナイト・フィーバー』、『ゴッドファーザー』、ディスコ、ヤッピー、移民、インフレ、金融革命、信仰復興運動、ニューエイジ、フェミニズム、規制緩和、サンベルト、フロストベルト、新右翼、新保守主義……「いま」に〓がるアメリカの光と影。
【目次】
序章 六〇年代と戦後の遺産
PART I 「いよいよ瀬戸際だ」 1969-1976
◆第一章 「荒療治への着手」――ニクソン大統領とアメリカの公共生活
◆第二章 多様から成る多様性国家――人種統合から「多様性」までの道のり
◆第三章 「プラグを差し込め」――七〇年代の探求と発見
◆第四章 サンベルトの台頭とアメリカの「レッド化」
PART II 「孤独なランナー」 1976-1979
◆第五章 ジミー・カーターと信頼の危機
◆第六章 「ばか騒ぎしている場合じゃない」――七〇年代のポピュラーカルチャーにおける反乱と権威
◆第七章 「男と女の戦い」――女性、男性、家族
PART III 「真面目が一番」 1978-1984
◆第八章 「民兵は浮かばれない」――新右翼と納税者の反乱
◆第九章 レーガンの集大成
結論 七〇年代の終わり、世紀の終わり
謝辞
長い70年代――時代研究と地域研究の交わるところ(巽 孝之)
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