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◆古い中国法と新しい中国法への時空を超えたガイダンス
悠久の古代中世封建法制後に束の間の欧州近代法制を経験しながら一変して社会主義国家建設のための法制度の構築に注力した中国が、再び世界水準の法治国家建設を目指し、欧米人権保護思想に相通じる人民権益保護重視法制の充実へと変遷する軌跡を辿るとともに、現代先進国家に共通の社会問題の解決の先駆けになろうとする中国法の現在の姿を描く。
本書は、中国法の歴史と現状について、4編に分けて論じたものである。第1編は、中国法の歴史、すなわち、法制史の分野について、中国法の起源から、長い封建君主法制の時代、そして、それが終了して、中華人民共和国が建国される前の西欧近代法に倣った短い時代までの立法思想に重点をおいて整理している。第2編は、裁判制度を中心として、中華人民共和国建国後から今日に至るまでの中国における司法制度について、その変遷を踏まえて、その特徴であると考えられる点に論及している。第3編は、現行実定法の基本法である憲法、行政法、民法、刑法について、重要であり、かつ、中国法の特徴をよく徴表していると見られる規定を抜粋し、簡潔に必要な注釈を加えている。そして、第4編は、現代先進諸国に普遍的な社会問題となっている幾つかの法律問題を規律する法令について、その生成及び展開に言及し、今後を展望している。
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