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やがて、二人の哀が愛へと変わる。
恋をした人が兄の婚約者だった高校生と、婚約者の弟に愛した人の面影を重ねてしまう女性。
お互いにダメだとわかっていても惹かれずにはいられない――そんな二人が葛藤を抱えながらも幸せへと辿り着く、ハッピーエンドが約束された純愛物語。
高校生の七瀬稔は、兄・七瀬健と兄の婚約者・美留街志穂の結婚を機に三人で一緒に暮らす予定だった。だが新生活を控えたある日、健が病にて帰らぬ人となってしまう。
志穂から『これからは私が面倒を見る』と押し切られ、稔と志穂は一緒に暮らすことに。
こうして兄の婚約者と婚約者の弟が一つ屋根の下、二人きりの生活が始まった。
ある日、稔は兄の遺品整理をしている最中に一冊のノートを見つける。
そこには健の「夢」(※子ども食堂)と、病気になったことで夢のまま終わってしまうことへの複雑な想いが記されていた。稔は亡き兄の夢と想いを知り代わりに叶ようと決意し、志穂もまた夢を叶えようと頑張る稔を支えようとする。
志穂の包み込むような優しさのおかげで次第に兄を失った悲しみは癒えていき、やがて稔の胸にとある『想い』が芽生えてしまう。だがそれは稔だけではなく、最愛の人を失った志穂もまた同じだった。
恋をした人が兄の婚約者だった高校生と、婚約者の弟に愛した人の面影を重ねてしまう女性。お互いにダメだとわかっていても惹かれずにはいられない――そんな二人が葛藤を抱えながらも幸せへと辿り着く、ハッピーエンドが約束された純愛物語。
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