周辺からの共和主義

周辺からの共和主義

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出版社
大阪公立大学出版会
著者名
尾立要子
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784909933720

「天国に一番近い島」の現在とは。離れた非西洋地域と文化に「共和国」はどのようにマッチングしうるのか?南太平洋圏のニューカレドニアでは、政治における代表性を軸に、前代未聞の「共和国」飛び地が現出している。本書は、制度変化によって促された仏領南太平洋の脱植民地について、投票の役割に注目しつつ描き出す。植民地統治の末に「独立」要求まで至ったコミュニティ間の対立をめぐり、人々の利益はいかに表出されうるのか。19世紀の帝国主義時代以来入植したヨーロッパ系人多数派の利益を優先する政界によって、現代の入植植民地が形作られ、紛争は深刻化した。いかに、マイノリティに転じた先住民は「国」における決定に関わり、ニッケル産業に参画し、また彼ら・彼女たちの国を「共存」を実現しながらも取り戻したのか。1980年代に制度に抗議して投票箱が叩き割られた島に対して、「周辺からの共和主義」が共振を生み出しながら生成されてきた現代史をたどる。

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