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小学校教師と国語教育の専門家がタッグを組み、6年にわたって「トピック学習」に取り組んだ!
「トピック学習」とは、主体的・協働的な学習を進めるために、「子どものやりたいことから立ち上がったトピック(話題・言語活動)」を使って、「話す・聞く・読む・書く活動が有機的につながって展開する」学習のことです。「理論と実践が手を結ぶとき、子どもたちの学びが生き生きと営まれる」――これを証明するために、「トピック学習」に取り組んだ子どもたちの様相をリアルに、かつストーリー性をもたせて描ききりました。
配当時間が一番多い国語科の授業実践に悩んでいる小学校の教師のみなさん、その「悩み」の一つとなっているのが「話し合い」でしょう。本書を読めば、そんな悩みが解消されるはずです。一日も早く、課題に対する答えを見いだしていただき、明るい気持ちで授業に取り組んでください。
国語科において、教える内容が漠然としている「話し合い」の指導について真っ向から取り組んだ実践記録、それが本書です。「話し合う力」ってどういうものなの? どうやって育てていくの? その成長をどのように評価すればいいの? 多くの教師が悩んでいるであろうこれらについて「はっきり」させようと、小学校教師と大学の国語教育専門家の二人がタッグを組み、六年にわたって「トピック学習」に取り組んできました。その軌跡は、子どもの姿から学び、子どもたちとともに築き上げた六年間でもありました。
本書の「魅力」を紹介しましょう。①紹介している「話し合い」学習は、子どものやりたいことから立ち上がった単元学習であり、全学年分がそろっています。②明日からでも取り組める日常的な「話し合い」の学習が示されています。③それらの学習が成立する理論が分かりやすく示されています。要するに、主体的・協働的な学習を進めるために、「子どものやりたいことから立ち上がったトピック(話題・言語活動)」を使って、「話す・聞く・読む・書く活動が有機的につながって展開する」学習を、本書では「トピック学習」としたわけです。「理論と実践が手を結ぶとき、子どもたちの学びが生き生きと営まれる」――これを証明するために、「トピック学習」に取り組んだ子どもたちの様相を描いています。
小学校の教師は大変です。特に、配当時間が一番多い国語科は、教える内容が見えにくく、どのような段階を経て子どもたちを育てていくのかも不明です。「話し合い」はその最たるものです。しかも、その力の見取り方も難しいです。現在、対話や話し合いを取り入れた学習が求められているわけですが、どうもうまくいっていないようです。
このような教師の悩みに、一つの解答を提供しました。本書を読まれて課題への答えを見いだし、明るい気持ちで授業に取り組んでいただきたいです。
(ひろぐち・ともよ)
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