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「蔵江くん、泣きそうな顔してたよ」
表情が認識できない有地さんは、人に言われないと泣きそうな顔にも気付けない。それでも、お互いの方法で知っていきたいからーー。
誰かと付き合っていくのはいつだって面倒なもの。人前でご飯を食べるのが苦手な男の子と、人の顔が憶えられない女の子が、青春と恋を見つける物語。
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