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昨年の12月に没後30年を迎えた希代の政治家、田中角栄。
「決断と実行」「庶民宰相」「闇将軍」戦後政治の光と影を体現し、
金権、金脈の権化、派閥政治の象徴といった批判を浴びながらも、
角栄は「国民への奉仕」として政治家に絶対的な成果を求めていた。
頼るべきリーダーが見当たらない現在、全盛時を知らない若い世代からは、
政策の再評価を試みる動きも出てきている。
「リーダー、上に立つ者が仕事をすれば、批判があって当然だ。世の中は、常に賛否両論ある。
しかし、リスクを恐れて仕事をしないというのは、最低と言わざるを得ない」
本書は角栄の魅力に迫り、その政治手腕と圧倒的な「人間力」をエピソードで紹介。
多くの日本人が愛してやまない天才政治家の素顔に触れながら、保守から革新、
世界の要人から雪国の庶民まで、全ての人を惹きつける「角栄流」の極意が明らかに。
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