「教授」と呼ばれた男

「教授」と呼ばれた男

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出版社
筑摩書房
著者名
佐々木敦
価格
3,190円(本体2,900円+税)
発行年月
2024年4月
判型
四六判
ISBN
9784480874153

膨大な作品群を遺した坂本龍一。時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか。多面的な軌跡の根底には何があったのか。「教授」と呼ばれた男をめぐる批評の書



「坂本龍一」の全体像が、この1冊で。



音楽シーンを大きく変えたYMOの一員として活躍する以前、「教授」と呼ばれるようになる前の少年時代から、「脱原発」など社会運動へのコミット、そして、静謐そのものと言うべき生前のラストアルバム『12』のリリースまで、坂本龍一の多面的な軌跡を追う。

移り変わる時代精神といかに対峙し、音を紡いでいったのか、その根底には何があったのかを浮かび上がらせた、著者渾身の批評の書。



彼に教わったことが、いったいどれだけあることだろう。それは音楽だけではない。芸術や文化にかんすることだけでもない。知識や教養、スコラに属することだけでもない。他者との関係、社会との関わり、世界への態度、生きること、そして、死ぬことも。教えを授けるつもりなど、彼にはなかっただろう。だが私たちは彼から学んだのだ。――本文より

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