味なニッポン戦後史

インターナショナル新書

味なニッポン戦後史

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出版社
集英社インターナショナル
著者名
澁川祐子
価格
968円(本体880円+税)
発行年月
2024年4月
判型
新書
ISBN
9784797681406

なぜ、「味の素」論争は繰り返されるのか。
いつから「甘くなくておいしい」と言われ始めたのか。
「若者のビール離れ」は本当か。
基本五味(うま味、塩味、甘味、酸味、苦味)に辛味、第六の味覚と目される脂肪味という7つの味から読み解く異色の戦後史。
食糧難から高度成長、バブル崩壊、格差の拡大へ――。世相とともに嗜好もまた変わっていった。
味覚の変遷をたどれば、戦後ニッポンの新たな歴史が見えてくる!

●通説・神話・常識を問い直す“味な事実”の数々!
【うま味】合わせだしは和食の伝統なのか?
【塩味】塩の種類がスーパーで急増の裏側
【甘味】ゼロカロリー飲料と甘い野菜のトレードオフ
【酸味】健康プレッシャーと「飲む酢」の人気
【苦味】日本のビールとコーヒーは「大人の味」か?
【辛味】新人類が引き起こした80年代激辛バブル
【脂肪味】バターvs.マーガリン「体に悪い」のはどっち?

【著者プロフィール】
澁川祐子(しぶかわ・ゆうこ)
1974年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部を卒業後、フリーのライターとして活動する傍ら、「民藝」(日本民藝協会)の編集に携わる。現在は食や工芸を中心に執筆。著書に『オムライスの秘密 メロンパンの謎 人気メニュー誕生ものがたり』(新潮文庫)。編著に『スリップウェア』(誠文堂新光社)。企画・構成に山本彩香著『にちにいまし ちょっといい明日をつくる琉球料理と沖縄の言葉』(文藝春秋)。

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